小規模塗装工場の「ものづくり」に大切なことは技能の継承と時代に即した柔軟な対応であるが、人間性を高める教育訓練も必要です。
戦後高度成長期に先輩達は後輩に対し技能を教えることが苦手のようでした。
これは先輩たちが「見て覚えろ」「技術を盗め」といった手抜きの教育により身に付いた経験だけによる技術?を得ていたからで、後輩たちに教える余裕と知識も足りなかったからです。
裏づけのない技術は、時代とともに淘汰され仕事量も減っていく筈です。
塗装に関わらず技能の習得は無限であり、「ものづくり」には「人づくり」が必要です。
我が社では、入社2年目から国家技能検定の受検を義務化し2級合格以上の技能士により塗装作業を行なっています。
また、東京都立城東職業能力開発センター足立校に講師を派遣し、卒業生の採用を続けています。
学校で廃棄処分となる椅子を塗装により再生